朝のニュースブリーフィング(2026年3月18日)
主要ニュース
トランプ氏訪中延期、イラン情勢受け 習氏との会談5─6週間後に設定か
ソース: Reuters
トランプ米大統領の中国訪問が、イラン情勢の緊迫化を受けて延期される見通しとなった。当初予定されていた習近平国家主席との首脳会談は、5〜6週間後に設定し直される方向で調整されているとされる。米中関係の動向に注目が集まる中、中東情勢が外交日程にも影響を与えている。
米テロ対策トップ辞任、イラン戦争支持できず 「切迫した脅威なし」
ソース: Reuters
米国のテロ対策担当トップが辞任した。イランとの戦争を支持できないとして反対意見を表明しており、「現時点で米国に対する切迫した脅威はない」との立場を取ったとされる。トランプ政権内でのイラン対応をめぐる意見対立が表面化した形だ。
イラン新最高指導者、米との緊張緩和案拒否 「まず屈服を」
ソース: Reuters
イランの新最高指導者は、米国との緊張緩和に向けた提案を拒否した。交渉の前提条件として米国側の「屈服」を求める姿勢を示しており、対話の糸口が見えない状況が続いている。
イスラエル外相、イランとの戦い「すでに勝利」、目標達成まで作戦継続
ソース: Reuters
イスラエルのカッツ外相は、イランとの軍事的対立について「すでに勝利した」との認識を示す一方、目標が完全に達成されるまで作戦を継続する方針を強調した。イラン最高安全保障委員会事務局長のラリジャニ氏が死亡したとの報告もあり、作戦の成果を強調する意図があるとみられる。
ホルムズ海峡護衛をめぐる各国の対応が分岐
ソース: Reuters
米国が主導するホルムズ海峡の護衛任務をめぐり、各国の対応が分かれている。UAEは参加の可能性を示しつつ協議を継続しているのに対し、フランスは「敵対行為が続く間は参加しない」とマクロン大統領が明言した。EUは外交的解決を優先する姿勢を示しており、中東情勢への国際的な対応が試されている。
イラン交戦で新たに4500万人が飢餓の恐れ、WFPが警告
ソース: Reuters
国連世界食糧計画(WFP)は、イランとの交戦が続くことで新たに4500万人が飢餓に陥る恐れがあると警告した。中東情勢の悪化が石油供給だけでなく食料安全保障にも深刻な影響を与えるリスクが高まっている。
26年公示地価は全国平均2.8%上昇、バブル後最大 都市部の需要好調
ソース: Reuters
2026年の公示地価は全国平均で前年比2.8%上昇し、バブル崩壊後最大の上昇率を記録した。特に都市部への需要が旺盛で、東京は18年ぶりに住宅地の上昇率で全国首位となった。インフレが続く中、不動産市場での「三層化」(高価格帯・中価格帯・低価格帯)が進んでいると分析されている。
出光興産、LNG市場本格参入へ英事業会社に出資決定 5億ドル
ソース: Reuters
出光興産は英国のLNG(液化天然ガス)事業会社への出資を決定した。出資額は約5億ドルで、同社がLNG市場に本格参入する足がかりとなる。中東情勢による石油供給不安が高まる中、エネルギー調達の多様化を図る動きとみられる。
米国株式市場=続伸、旅行関連銘柄が高い FOMCに注目
ソース: Reuters
米国株式市場は続伸し、旅行関連銘柄が買われた。市場の関心はFOMC(米連邦公開市場委員会)の政策決定に向けられており、利下げ見通しや今後の金融政策の方向性を見極める動きが続いている。
NY外為市場=ドル下落、主要中銀の金融政策決定控えポジション調整
ソース: Reuters
ニューヨーク外国為替市場ではドルが下落した。FOMC(米)、日銀などの主要中央銀行による金融政策決定を控え、投資家がポジションを調整している。円相場の動向にも引き続き注目が集まっている。
今日の注目ポイント
- イラン情勢が最大の焦点: 米・イスラエルとイランの軍事的対立が続き、ホルムズ海峡の安全航行をめぐって国際社会の対応が割れている。EUやフランスは外交解決を優先する姿勢を示す一方、UAEは米主導護衛への参加を検討中。
- エネルギー安全保障リスクが上昇: 原油供給の要衝であるホルムズ海峡の混乱が長引けば、原油価格の急騰や調達難が現実化する恐れがある。東ソーがナフサ調達難でエチレン設備の再稼働を延期するなど、日本企業への影響も出始めている。
- FOMC・各国中銀の政策決定が近づく: 米FOMCをはじめ主要中央銀行の金融政策決定を控え、為替・株式市場はポジション調整局面にある。地政学リスクと金融政策の双方が市場を左右する局面が続く。
- 日本の不動産市場がバブル後最強: 公示地価がバブル後最大の上昇率を記録し、東京が住宅地上昇率で18年ぶり全国首位に。インフレを背景とした資産価格上昇が続いており、金融政策の正常化との関係が注目される。
- トランプ外交は流動的: 訪中延期、NATO批判、テロ対策トップの辞任と、米外交・安全保障政策の予測しにくさが際立っている。同盟国・友好国はこの「不確実性」を織り込みながら対応を迫られている。